TOP > 旅行  > 2005.5.7 岩手県江刺市(えさし藤原の郷、えさし郷土文化館)


 岩手県江刺市にある施設。となりの水沢市に予定があって、そのついでにってことで、急遽観光することになりました。藤原氏と言ったら平泉なのに、なぜ江刺市に?などとノー知識でとりあえず行ってみました。

えさし藤原の郷

 入口で入場料を払って入場。(藤原の郷だけだと800円ですが、隣にあるえさし郷土文化館との共通券だと900円)

 入ってすぐに青い服を来た女性(ガイドさん、何人か敷地内をうろうろしています)が近づいてきて、「パンフレットの地図を見ながら進んでください」みたいなことを言われました。
 また、この日は雨が降り出しそうな天気だったのですが、無料傘がたくさん用意されていました。←親切!

 まず入ったのは「天空館」。大きな観音開きの自動ドアを入り、丸い異空間へ。藤原氏に関する歴史や、江刺の観光ガイドの映像が流れていました。

 藤原氏に関しては、平泉の黄金文化を築いて源義経の味方、くらいの知識しかないので、とりあえず名前だけでも...。
 ○経清  清衡の父  江刺
 ○清衡  藤原氏1代  江刺に生まれ、「後三年の役」で奥羽の覇者となり、平泉へ。
 ○基衡  藤原氏2代  平泉
 ○秀衡  藤原氏3代  平泉、義経と仲良し
 ○泰衡  藤原氏4代  平泉
 
 天空館から外に出て、とりあえず記念写真
 藤原の郷キャラクターの「えーくん」と「さっちゃん」
 天空館を出て目の前にある「望桜櫓
 「上に人がいるー!」
 
 と思ったら、よく見たら人形でした
 この後、いたるところに精巧な人形がいらっしゃいました
 「望桜櫓」の横にある「延命千年杉
 かけらをお守りとして50円で販売しているという貼り紙がありましたが、売り切れでした

義経館

 義経の京都の屋敷を想定したもの。

 壇ノ浦の戦いの解説が流れ、主要人物のパネルや人形、戦いの図のミニチュアがあって、なかなかおもしろいです。
 予備知識があったら、かなり楽しめそうな内容。

 兜は自由にかぶって記念写真が撮れます。


壇ノ浦の戦いのミニチュアを見る人達

弁慶館

弁慶人形に「刀を置いていけっ!」と突然すごまれます。

弁慶が持っていた重さの槍と下駄。
重いです。
下駄なんて重くて歩けません。


陰陽師

ここにも人形
政庁

 陰陽師の撮影にもつかわれていたところ。広いです。
 現在放映中の大河「義経」のロケも、この藤原の郷で行われたらしく、その関連のビデオやパネルもたくさん飾ってありました。私は見てないので興味ないんですが、ファンにはたまらないのだろうな。

「政庁」上から
義経持仏堂からの眺めです

義経持仏堂

 長い階段を登って行きます。ちょっと大変。
 義経と弁慶の最期の場面の人形も。

 この後、また登り坂。お年寄りにはちょっときついかも。


経清の館

 放送で、経清さんが「坂道大変だっただろう。お疲れだった。」とねぎらってくれ、館の建築様式や時代背景などを説明してくれます。

これから戦場に向かう経清と心配そうに見送る奥さん。
「戦はいつものこと」なんて経清さんが言ってて泣かせますよ。
工房

 館の周辺には、穀倉群や工房などがあります。凝ってます。

馬小屋

 当時の陸奥の馬は超高級品で全国的に有名。一番高いのは稲600束(がどのくらいすごいのかわかりませんが)したそうです。


 放送では「この先に、息子・清衡がもっと立派な屋敷を建てたので見ていってやってくれ。」というような感じの言葉でしめくくられました。

清衡の館

 経清の息子・清衡は、後三年の役で源義家と手を結び清原氏を滅ぼし、奥羽の覇者となります。その戦で父・経清の代から続いた館を失った清衡は、新しい館を再び江刺に建設。平泉に進出するまで住みました。ここはその館の再現。 

 父・経清の館との違いは、屋根がかやぶきではなく、5層くらいの木でできてること、寝殿を中心に廊下でつながれていること。建物だけでもかなり興味深いです。
 中は自由に入って座れます。

 清衡さんいわく、この後にある「自分が建てた金色堂と、孫が建てた伽羅御所も見ていってくれ」だそうです。


金色堂

 清衡が平泉につくった金色堂を見るため、山桜などを眺めながら、山の中の坂道をてくてく行きました。 
 で、金色堂につくと、また長い階段。ふ〜。

 登りきったところに金色堂。平泉の中尊寺金色堂を再現したもの。
 本物を見たことある身としては、特に面白くもない。レプリカ人形もないし。

大河ドラマ「炎立つ」の西行の庵

 これも大河ドラマファンには嬉しいものなのでしょうね。ドラマの名前さえ知りませんが。


大路

 伽羅御所や政庁に通じる通路。
 ここに限らず通路は砂ですが、係の人がしょっちゅうグランドをならすようなもので整備していて、足跡があまりなく、とても綺麗です。一日何度やっているのか。大変そう。


伽羅御所

 藤原3代秀衡の館を想定したもの。
 ガイドさんによれば、藤原の郷一番の見所だそうです。

 館の中には秀衡人形。義経人形もいます。
 庭園
 池には鯉がいます。
 庭園の奥には無量光院(宇治の平等院鳳凰堂を模したもの)が見えます。
 館の中は記念写真ポイントが盛りだくさんです。

 記念写真ポイント1

  弁慶の小道具(槍と下駄と背中にしょうもの)を装着して記念写真。

 記念写真ポイント2

  上戸彩ちゃんのオロナミンCのCM撮影に使われたところ。
  これもファンにはたまらないのだろうな。
  実際に座ってもOK。

 貝合わせグッズもあって実際に遊べます。

記念写真ポイント3

 時代衣装を着て記念写真。女物は3種類、男物は2種類あって、自由に選んで勝手に自分で写真撮ります。

 


街並み

 当時の街並みを再現。
 おみやげやさんなどが並んでいますが、入場者が少ないためか、お店はほとんど閉まっていました。

放送ふれあい館

 大河ドラマ(「炎立つ」「秀吉」「義経」など)出演者の手形などがありました。
 そのほか、効果音をつくってみようとか、ニュースキャスター体験とか。


 

えさし郷土文化館

 江刺の農業の紹介と仏教美術。

 正直、藤原の郷で十分お腹いっぱいだったし、歩いて疲れていたのですが、仏像好きの私としては、一応抑えておきたいところ。

 農業紹介ゾーンをとばして、施設の奥にある仏教ゾーン「奥の院」へ。
 学芸員さんなのか若めの男性がいて、展示されている仏像のことを質問すると、丁寧に教えてくれました。

 写真は中善観音。撮影禁止なので隠しどりです。

「奥の院」の仏像
木造兜跋毘沙門天立像    国指定重要文化財   毘沙門天が地天女の手のひらに支えられています
木造薬師如来座像
(黒石寺)
国指定重要文化財 日本最古の木造仏
木造如意輪観音座像
(正法寺)
県指定文化財
中善観音 市指定文化財 西国33観音、板東33観音、秩父34観音、聖観音の101体の観音像
 お勧めは兜跋毘沙門天(レプリカですが)。地天女さまに支えられているかたちというのは、かなり珍しいそうです。
 みうらじゅんさん・いとうせいこうさんの名著「見物記」にも出てましたけれどね。

 滞在時間は14:30〜17:00。GWだし、大河義経の影響で混雑してるのでは・・・と予想したのですが、天気が悪かったせいか全く混んでいませんでした。そのおかげで記念写真もとり放題。混んでいたらおもしろさは半減だったかも。
 歴史の知識がなくても楽しめたので、知識があったり大河ドラマ大好きって人には、かなり面白いところだと思います。
 となりの郷土文化館も、仏像が好きな私にとっては興味深いところでした。

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